アメリカでの学び

シリコンバレーのIT企業でCEOが発達障害を公表

シリコンバレーのIT企業はCEOが発達障害を公表していたり、その傾向が指摘されることがある。夫もスタートアップをいくつか設立してきたが、チームのトップは自分と同じくアスペルガー傾向が見られることが多かったそう。だから気が合うそうだ。

私も一時期スタートアップで働いていた。自分達で世界に変化を起こそう!という情熱が強く、エネルギーに満ち溢れている職場だった。新たなアイディアや技術を取り入れ、社会に経済的な価値を生み出そうと全力で取り組んでいる。それでもプロジェクトがうまくいかなかった時は、失敗から学び再び新しいことへ挑戦する切り替えが早かった。素晴らしいチームで働けて私自身も成長した。

自分達が技術の発明に集中できるよう、その他のことに関しては人を雇っている点も良いと思った。何でも平均的にこなせる人材を育む仕組みにするのではなく、出来ないことはしない。苦手な分野を克服するのに時間を割くのなら、得意な分野をどこまでも伸ばす時間に投資する。

例えば、どんなに素晴らしい発明があっても、投資家や顧客に興味を持たせるプレゼンができるコミュニケーション力が必ず必要になる。夫とチームメンバーはそれが苦手だと自覚していたので、「コミュニケーション力がある人」を雇った。その人に商品を発明する技術はないが、自分達の商品を他人にわかりやすく的確に伝えられるスキルがある。予想していなかった質問や意見が突然きても、状況に応じた対応が冷静にできる柔軟性がある。

皆が皆を必要として凸凹を補い合い、一つのチームとなる。それぞれの分野で得意な人が集まり、それぞれの力を最大限に発揮できる。アメリカの企業がどんどん成長できる理由の軸だと思う。

改善できないことを改善させようと頑張っていた 改善できないことを改善させようと頑張っていた時期は、夫婦関係がうまくいかなかった。 夫の苦手なことを出来るようにさせる、夫の足り...
私の恋愛対象が女性に変わったら? 夫に「私の恋愛対象が女性に変わったらどうする?」と聞いたら「いいよ」と即答された。「あなたに性的魅力を感じないかもしれないんだよ?」と...
夫の特性も私自身の特性も本には載っていない 私は夫のアスペルガーとADHDが分かった直後から参考書を何冊も読んできた。自分でもたくさん勉強したと思う。そして結果、知りすぎると無知...