Q&A

【こんなカウンセラーには要注意】発達障害の悪口を言われた!離婚をすすめられた!

多くの人が混乱しているのは、臨床心理士や公認心理師ではなく、「カウンセラー」というポジションが存在していることでした。数ヶ月で資格が取得できてしまい、人にカウンセリングを提供できるようになります。

心の健康を扱う大切なカウンセリング。それがビジネス化している点は非常に残念です。

全てのカウンセラーがよくないという意味ではないです。ただし、臨床心理士や公認心理師とは資格が違うことを理解し、自分自身で見極める必要はあると思います。

ネットで読んだセラピストさんに対するマイナスなレビューは、「カウンセリングに通っているのに自分の人生が思い通りに改善しない」ことへの不満や八つ当たりでした。なので参考にはなりませんでした。自分の人生の行き先は他人によって変化するものではなく、自分で責任を持ち変えていくもの。その手助けをしてくれる役目がカウンセリングです。

今までカウンセリングを提供する側に、こんなにも日本とアメリカの間に資格制度の違いがあるとは知りませでした。てっきり心理学科を卒業された方やドクターだけが、カウンセリングを行っていると思っていました。

Sakura

ちなみに私達のブログに出てくるアメリカの「セラピスト」さんは、大学院で心理学の修士号を取得された方です。こちらではセラピスト(Therapist)と呼ばれています。

Alan

僕は心理学の博士号を取得された心理学者(Psychologist)とのカウンセリングを受けています。

カウンセリングで明確なアドバイスはない理由

「アドバイスはない」ということですが、私達はカップルセラピーでアドバイスはもらったことはあります。でも「具体的なアドバイス」ではありませんでした。例えば「ONとOFFの時間を使い分けてはどうですか?」とアドバイスをされました。でも、そこから本当に実践するのか、何時にやるのか、いつからやるのか、頻度は、どういうことをするのか、継続するのかしないのか、という詳細は全て私達夫婦が決めることでした。

ヒントは出してくれるけれど、それを自分達のものにするのは、自分達でした。夫婦の対話が大切です。

私は「カウンセリング=夫を変えてくれる」と勘違いしていた頃、この同じセラピストに「自分で考えて自分で決めていかないと前へ進みませんよ」とストレートに注意された人でもあります。

人生に関わる大切な相談だからこそ、相手を選ぶ

なかなか予約が取れない、料金が高い場合がある、保険が適応されるされない、という意見もありましたが、それはアメリカも同じでした。でも、カウンセリングの習慣や必要性があまり広まっていない日本では、高い料金が更に高く感じてしまうこともあるかなと思います。

予約が取りやすくて安いから、という理由で相談相手を決めるより、資格を持った人の枠が空くのを待って、きちんとしたカウンセリングを受けられる方がいいとは思いました。質を大切に、そして続けること。

あとは親御さん達の「子供の療育や放課後等デイサービスなどで選ぶ時の基準にしたのが、臨床心理士か公認心理師の資格を持った人がいるかどうかです」という意見も同じく多かったです。

Sakura

私はカウンセリングを受けて本当によかったです。愛する夫とまた笑顔で人生を歩めるようになりました。日々の小さな幸せを感じられるようになりました。

でもそれは、自分で行動したこと。今の自分や状況を変えたいという自分の意思で、努力してきたこと。カウンセリングはその手助けをしてくれる存在です。

カウンセリングの料金は?

私のカウンセリング料金の負担は、保険適用後で1ヶ月、$200くらい(22000円くらい)でした。1回が50分、週1のペースの場合です。1年間通いました。夫のカウンセリングは保険適用後で1ヶ月、$360(40000円くらい)です。

今回、医療関係で働く方々、発達障害のお子さんを持つ親御さん、発達障害当事者の方々、発達障害のパートナーがいる方々、Cocoroさん、たくさんの方々からご意見を頂きました。ありがとうございます。

ここで紹介したアカウントの方に、発達障害に関する個人的な質問や相談をすることは遠慮ください。