今までお話をシェアしてくださった方々から、パートナーの発達障害のことで、窓口や電話相談した時のご意見や注意点をまとめました。相談できる場所があるのは良いこと。しかし、「相談したのに傷ついた」という声が多かったために、そのようなことを事前に防げればと思っています*
*私はアメリカに住んでいるので、日本の窓口相談へ行ったことはありません。ここでは日本在住の皆さんの意見をまとめてあります。
目的は何かをハッキリさせる
電話や窓口で相談する時、話すポイントを絞り「目的は何か」をハッキリと話さないと、単なる夫婦間の愚痴だと思われてしまう時がある。話す態度や内容で、誤解を招く可能性がある。
– 夫婦関係を改善したいのか
– 円満離婚をしたいのか
– 発達障害のパートナーへの対応を知りたいのか
などなど。発達障害のパートナーへの対応を知りたい場合は、発達障害の勉強会へ参加すると良いという意見もあった。
カウンセリングであろうと勉強会であろうと、それはプラスαの存在。私の夫を知らない人にあれこれ聞くよりも、目の前にいる夫とコミュニケーションをすることが大切だと思います。
相談する側の事前の理解や知識
目的が「相手を変えたい、相手に自覚をさせるにはどうすれば良いか、相手におかしいと指摘をして欲しい」などの要望の場合、窓口の人ではなくても無理なお願いになってしまう。相談する側の事前の理解や知識も必要。
サポートとは…?
発達障害の配偶者を持つパートナー側のサポートがないことへの不満をよく聞くが、第三者が間に入って夫婦関係の改善を全面サポートしてくれるわけではない。夫婦のことは夫婦で取り組まなくてはいけないが、夫婦で一緒に進めなくても、気づいた側から「自分の課題」に取り組んでいく必要がある。
DV関係は別の窓口
家庭内暴力がある場合は、別の窓口で対応される。
窓口の人も知識に幅がある
担当者さんの知識の差により、残念ながら対応がまちまちになってしまうこともある。
自分の家庭のケースに集中
資格(臨床心理士 or 公認心理師)を持ったカウンセラーさんを選び、自分の家庭のケースを相談できるカウンセリングに通うことが大切。
SNS、ネット、本には、自分達の夫婦関係改善の方法は書いていない。
