アメリカでの学び

女性と女性の同性結婚式に参列してきた

女性と女性の同性結婚式に参列してきた。アメリカでLGBT人口が最も多いサンフランシスコだからもあるだろうけど、私は今まで招待された結婚式13回のうち6回が女性同士. 男性同士. トランスジェンダーの人たちの結婚式だった。そのうち一回は日本から旅行できていた私の友達家族も一緒に参加したことがあり、思い出に深く残っている。

日本の友達家族と結婚する友達(男性x男性)は面識はなかったものの、「よかったら日本の友達も一緒にどうぞ」と庭であげるアットホームな式に呼んでくれた。当時の日本ではLGBTという言葉も今より知られていなく、最初は「外国人の結婚式を見られるなんて!」と嬉しがっていた友達も「男性同士の結婚式」と知ると一瞬表情が固まった。小学生と中学生のお子さん達がどう感じるか不安にもなっていた。日本では性の多様性に接する機会が少ないので、これが正直なリアクションの一つだと思う。

でも式の当日は偏見や思い込みは飛んでいった。同性だから特別に何かということではなく、参加者や両家の親のあたたかさを感じる結婚式で感動したと言っていた。中学生のお子さんは「キレイという言葉は男性にも使えると初めて感じた!」小学生のお子さんは「カラフルでびっくりした!」と言っていた。色鮮やかな式場のことかな?と思ったら、とある参加者家族の肌の色が皆違うことに驚いた感想だった。養子制度が盛んなアメリカは、家族の中で人種が違うことも珍しくない。自分と同じ小学生のアジア人の子がいて、その弟が黒人で、両親はアジア人でも黒人でもなくヒスパニック系だったことにびっくりしたそう。

海外を知り実際に体験することで、「夫婦=異性」でなくてよいことや様々な家族の形があることは、お子さん達にとっても良い学びだったと思う。日本のように同性結婚は法的に認められていない国もあれば、同性愛が違法で罰せられる国もある。

性の多様性を認め合い、誰もが自分らしく生きられる社会が世界で広まっていきますように。