日本の教育と心の健康

心病むまで我慢する性格は生まれつきではない

数年前、鬱になって通ったアメリカでのカウンセリングがきっかけで「日本人の国民性」について考えるようになり「教育と心の病の繋がり」を知り始めた。現在いろんなところで日本の教育システムの問題があげられている。

その中でも「同調圧力=我慢してまで自分を偽り従う、受け身スタイル=自分の意見を言えない、暗記型学習=自分で考えて行動できない」特にこの3点は人格に悪影響を及ぼしていると思う。影響を受けやすい子、そうでもない子いると思うが。

学校では自分の意思に反しても教師に従い集団行動。その後の社会では、自分の意思に反しても会社に従い身を削ることになって当然だろう。そして家庭を築いた夫婦間でも、従属する側とされる側という関係性が出来てしまう場合がある。

ストレスを感じた時点で、意見を主張したり環境を変えるために行動して自分の立ち位置を調節できればいいが、耐えたり自分が折れる形になって長期我慢し続けてしまう。その我慢こそが、心の病を発症する。

生まれつき、心病むまで必要以上に我慢してしまう赤ちゃんだったわけじゃない。現代の生きづらさや他人優先の思考は、自分達がどう生かされてきたかを表していると思う。

子供のうちは機能不全の環境(家庭含む)に属していても、自ら環境を変えて違う場所で生きようとはなかなか思えない&叶わないと思う。だからこそ教育や家庭が、子供の心が健康に育む場所であって欲しいと思います。