皆さんの体験談

6ヶ月の新婚、旦那さんと一緒に精神科へ行きました / ななみさん編

私は結婚して6ヶ月の新婚です。心身ともにぼろぼろで、旦那さんと話して、「旦那さんが発達障害って言われた方が、心が楽になる!」と言って、藁にもすがる思いで一緒に精神科に行きました。旦那さんも、私が楽になるなら行こう!と快く行ってくれました。

ただ、結果は「旦那さん本人は苦しんでないから、診断が出せない。症状はアスペルガーよりだけど」と言われました。私は、旦那さん起因による適応障害と精神科で診断され、抗うつ薬を処方されました。

旦那さんは「病気なるくらいなら病原菌の俺とは別れる?」と言い、私の家族も「娘が病気と診断された!!」ということで激怒。すぐ別れて帰ってこい!!の状態です。

同タイミングで、旦那さんと言い合いになり、別れるという話が出て、仮別居状態になっています。

別々の場所で暮らして、心と体の症状が落ち着いてきて、色々調べてたところ初めてカサンドラという言葉を知り、仲間探しをしてみました。(今ここです)

そして、さくらさんとアランさんのアカウントに辿り着きました。さくらさんの言葉がどストレートに響いて、今までの生活では考えられなかった視点を知れば知るほど、旦那さんのことが大好きで別れたくない。と思えました。

全部を通して、あまりにも似通った部分が多かったため、全体を通して、さくらさんの気持ちの変化の仕方を見て、「ああ、私もこう考え方を変えたらよかったんだ。」と思ったのが正直な気持ちです。

ただ、その中でも、ハッとしたところや、自分が1人では切り替えられずにモヤモヤしていたけど、さくらさんの言葉で、「ああ、こうしたらよかったんだ。」と思った箇所は大きく2つありました。特に、以下の1つ目の言葉は、すごく心に残っています。

旦那さんは私をとても大切に思ってくれていた

さくらさんが言っていた「アスペルガー症候群のせいで、あなたのせいじゃない」この言葉が、1番私の心の中でもやもや悩んでいたことを整理してくれました。

この言葉を「そっか。そうだったんだ。」と、ストン、と心の中に落とし込めたことで、アランさんがさくらさんを大切に思っているエピソード(頭痛い→薬飲みなよ、などのやりとりのエピソードなど)を見て、たしかに私の旦那さんも苦手な家事や色んなことを頑張ろうとしてくれていたこと、分からないなりに変わろうとしていたこと、何で悲しませているのか知ろうとしてくれていたこと、など、とても私を大切に思っていたな、ということに気づけました。

そして、喧嘩の原因だった共感性などの嫌なところと旦那さんの大好きなところを切り分けて考えられるようになりました。

頭痛い→薬飲みなよのエピソード↓

共感 Alan & Sakura 共感の問題については私達のYouTubeで更に詳し...

「旦那さんが大好き、できるなら一緒にいたい」という明確な目標ができた

心理士さんとのカウンセリングで、自分の目的が明確化されたお話で、私も私自身の目的・気持ちをしっかり考えてみました↓

カウンセリングの目的「自分はどうしたいのか?」 Sakura 初めてのカウンセリングでは「夫について」...

そしたら、一つ目に書いたように、アスペルガーが原因のものとそうでないものを切り分けられたからこそ、「旦那さんが大好き、できるなら一緒にいたい」と、明確な目標/希望として、言語化する事ができました。

「ちゃんと愛されてたんだな」

昨日、旦那さんが「寂しいよ。大好きだよ」と、初めて泣いたんです。びっくりしました。そして初めて、旦那さんの心情を受け止めることができて、切なくもあり、不謹慎ですが、少し嬉しくもありました。

旦那さんは、「寂しい。大好きだし、離れたくない。でも、俺のせいでななみちゃんが病気になるくらいなら、離れた方がいいと思った。15年、20年と歳をとった時に、もっと素が出てきた時に、今よりもっと嫌な思いをさせるのが嫌だ」と、話してくれました。

旦那さんの考え方を少しだけ受け止められるようになった今の私は、初めて旦那さんの涙を見て、「旦那さんにどれだけ辛い思いをさせたんだろう」と悲しくもあり、「ちゃんと愛されてたんだな」とも思いました。

前よりも、格段にお互いがお互いのために向き合って話せた昨日でした。

もう一回だけ、周りに反対されても頑張ってみたい

アランさん、さくらさんのアカウントを見て、号泣し、私ももう一回頑張ってみていいのかな。と勇気をもらいました。

悪い時のこと、いい時のこと、全部書いてくださってたから、とても自分に置き換えやすく、こんな考え方をしたらいいのか、と分かりやすかったです。心が救われました。感謝の気持ちでいっぱいです。

旦那さんに気持ちを理解してもらえない、愛されてる実感が湧かない、あまりにも棘のある傷つく言葉を言われる(無自覚)。こういった、アスペルガーのような事象以外は大好きなことばかりなんです。一緒に笑って毎日を送りたいだけなんです。さくらさんが投稿してあったように、何につけても旦那さんを思い出し、仲良く暮らしたい、という気持ちしかわかないんです。

ネット検索、親の言葉、諸々の言葉で頭の中は離婚の方に進んでて、心は別れたくなくて、ずっと頭と周りに心が追いつかなくて壊れそうになっていました。でも、もう一回だけ、周りに反対されても頑張ってみたい、と思えました。

すごく大切な事に気づかさせてもらって、感謝しています。

気持ちを殺して、壊れないように、少しずつ向き合って、心が納得がいく形にたどり着けられればと思います。勇気と希望をくださり、ありがとうございます。

ここからは私、さくらです。

6ヶ月で夫婦のパートナーシップの壁にぶつかることができ、向き合おうとしている。とても良いことだと感じる。私達(結婚5年後)もそうだけど、フォロワーさん達は結婚数年目をへてやっと気づかれることが多かった。10年20年後の人もいた。

発達障害という名前があまり知られていなかったこともあるが、それよりも、夫婦関係がおかしいと感じていても妻側がずっと我慢し続けた結果だとも思う。

もちろん夫は超絶手強い。絶対に絶対に自分が正しいし、話し合いも拒否で自分の部屋に逃げるし、夫の言動に傷ついたと訴えても私が弱いせいだと言われて終わり。

しかし、夫にNO!!と言えることだって出来た。一方の主観だけで成り立たせようとする夫婦関係は絶対におかしいと、自分の気持ちをしっかり持ち立ち上がることだって出きた。私はこのままでは壊れます、と壊れる前に自分を守るために行動だってできた。

それが出来なかったのは、出来ても結局は夫の言葉に丸め込まれていた事実は、結婚前から自分の心の奥底にあった改善点だった。それに気づかないままだったから不満や疑問を持ちながらも、結局は夫に合わせる形に流れていった。このような夫婦のパートナーシップを築いたのは、私と夫。ふたりのこと。

ある別のフォロワーさんが以前、「私達の夫婦関係は、無理やり閉めていたパッキンが劣化してもう取り替えようがない」と言っていた。結婚生活うん10年後に夫婦関係の改善を始めたいと思っても、もう修復不可能な状態になっていることがある。

あまりにも長い年月を歪んだパートナーシップのままで来てしまい、小さな問題があちらこちらに散り積もり巨大な山になり、何から手をつけていいのか、今更改善という形に持っていけないのだ。

結婚生活が長ければ長いほど、夫側ではなく妻側も変わることが難しい。だからななみさんご夫婦さんは、夫婦関係の何かがおかしいと早期気づき、きちんと相手本人に声をあげて、病院にも行こうと行動できて、それだけで前進していると思う。前進できるご夫婦だと思った。

旦那さんと一緒にすんなり精神科に行けたのも、もしこれが10年後だったらどっちが悪いだのどっちが病院へ行けだので大喧嘩になっていたかもしれない。パートナーシップを築いてしまった後だから。

私のアカウントから「大切な事に気づかさせてもらった」と言っていたが、私は素直な気持ちの大切さを彼女から改めて感じた。自分はどういう気持ちで、どうしたいのか、と。

Sakura

一番大切な気持ちは、ななみさんと旦那さんお二人の気持ち。自分たちの人生、自分たちはどうしたいのか。周りやご家族がとやかく言うことではないと思います。周囲は心配かもしれないけど。

自分の人生は自分で決めるもの。後悔しないためにも、お二人が納得のいく答えを見つけていけることを願っています。