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転換期を迎える夫婦がカウンセリングに通い、夫婦仲を築き直していく物語

少し前から夫婦で観始めたAmazonビデオの「モダン ラブ」

今回観たのは、シーズン1の4話。
”夫婦という名のラリーゲーム”

転換期を迎える夫婦がカウンセリングに通い、
夫婦仲を築き直していく物語。

 

いつも夫と観る時は、私の手をマッサージしてくれる。だから私達が通ってきた道と重なるシーンが出てくると、マッサージ力がぎゅう~っと強くなった。

奥さんがガミガミ怒ってるシーン 
ぎゅう~

会話を諦め合い夫婦の溝が深くなるシーン
ぎゅうう~

相手に心の不安を素直に打ち明ける感動シーン 
ぎゅううう~

指圧イタイ。笑

だから私も、旦那さんが自分しか見えていない最低な行動をとるシーンが出てくると、夫の腕をつねり返したり。笑

いろんな意味で心揺さぶられる物語だった。

いつも思うのだが、アメリカの映画やドラマで夫婦カウンセリングのシーンが出てくると、ソファーに離れて座っている夫婦がカウンセラーの前で派手に口論している。その光景を見ているカウンセラーは驚きとあきれて声も出ない様子、というのがお決まり。

ホントにあんなことがあるのか?
現実はどうなんだろう?
と興味を掻き立てられる部分。

私達は口論はなかったけれど、カウンセラーの前で二人とも泣いてしまったことならあった。ティッシュを取り合ったり背中をさすりあったり。全体的にカウンセラーの前では静かで落ち着いて話す夫婦だったと思う。

でもその理由は、お互いの存在を気にしてしまいカウンセラーの前で正直に心の本音を話せないこと、でもあった。

夫婦一緒に受けるカウンセリングは、夫婦仲を改善したいと思い始めたばかりの頃の私達には、向いていなかった。

まず個々に、自分自身に向き合う必要があったから。結婚する前から抱えていた心のこと。

自己理解をできていない前に、
他人を理解しようなんてのは難しい。

自分自身とうまくやっていけるから、
他人との関係もうまくやっていける。

順序があった。

だから個人カウンセリングに切り替えた。

一話一話の内容が濃厚で、心あたたかな気持ちになるのに深く考えさせらる物語。キャストが豪華なのも毎回楽しみ。

メンタルヘルスに興味ある私は、第3話の 「ありのままの私を受け入れて」が印象に残った。自分が何者であるか自分でも分かっていない状態での恋愛物語。自分の心のケアとそれに関わる周囲の大切さを改めて感じた。