離婚して楽になると思ったのですが、心にあいた孤独の穴が埋まらずに苦しむ自分は変わりませんでした。最初は「元夫に負わされた心の傷が深すぎて癒えないんだ」と思い込んでいました。
しかし、友達に指摘されたのがきっかけで、元夫がいないのに元夫に執着する自分の被害者意識に違和感を持ち始めました。
そんな時、さくらさんの投稿に出会いました。
この投稿です↓

元夫への怒りの正体
私が思い込んでいたカサンドラ症候群は、自分がもともと抱えていたアダルトチルドレンや愛着障害だったのかもしれないと心当たりがあり、驚いています。元夫もアスペルガー症候群ではないと思い始めました。
私の父は「子供は大人の言うことを聞くのが当たり前だ!」と家の中では絶対的な存在で、私は自分の気持ちを飲み込みながら育ちました。母との関係は表面的には普通ですが、大人になってからも心理的な信頼関係は築けていません。父に苦労している母を見て育ったので、母に負担をかけたくないと大人になってからも悩みや困りごとを言えないのは子供の頃から変わっていません。
そんな両親では「満たされなかった欲求」を結婚生活で元夫に激しく求めてしまっていた部分は大いにあると思いました。元夫へは、父とは正反対の優しくて欲求を満たしてくれる役目を求めてしまっていました。元夫が100%おかしいと思っていましたが、私自身も結婚前から抱えていた心の問題があると思います。
元夫の家庭環境も複雑だったので、何かしらの心の病をお互い抱えていて、二人とも似ていたからこそ弱い部分を分かり合えて、惹かれ合ったんだと思います。
離婚後までもずっと元夫のせいにして憎しみや怒りが消えないことに苦しんでいたのも、実は自分の両親と照らし合わせていて、自分の両親への憎しみや怒りと重なっていると気づきました。
自分自身にしっかりと向き合いたい
1年前は、離婚が自分を幸せに導けることだと思っていましたが、今は違います。自分自身にしっかりと向き合い、自分の弱みも偏りも認めてあげることが自分を幸せに導ける唯一の方法だと思っています。
子供時代にできた心の傷穴を埋めてくれる相手を探すより、傷を完治させて自分軸を持てるような生き方ができるようになってから、また恋愛にもチャレンジしたいと思っています。
さくらさんが書かれているように、私も元夫との結婚は自分の中の偏りを知るために必要でした。今は感謝の気持ちが持てるようになりました。
長々と書いてしまいましたが、「自分自身に向き合う」という大切なことに気づかせて下さったさくらさんの投稿、そして他の方々の体験談に心から感謝申し上げます。
