皆さんの体験談

精神的に悪影響だったカサンドラ自助会

前から自助会についてはよい意見を聞いてきたことがありませんでした* 最近は変わったのかな?と思い、新たにインスタのフォロワーさんにアンケートを取ってみました。しかし今回も結果は残念ながら同じでした。

*私はアメリカ在住なので、日本の自助会に参加をしたことはありません。ここでは皆さんのご意見をまとめています。

ここからは皆さんの体験談です。


去年カサンドラの自助会に参加したのですが、まさに愚痴大会でした。

「あんなのは人間じゃない」と言う人がいたり、「私は人間の人生を送りたいから離婚して、今幸せです」て言う人に拍手がおこったり、アスペルガーに対して理解を示す発言をするとあからさまに嫌な顔をする人がいたり、「わかる〜」て言わないと悪のような空気感があったり…

なんだかアスペルガーが可哀想になってしまって、トゲのないようにみんなに同調しつつも、夫がアスペルガーだからこそ良いところなんかも話してみたり、「夫がアスペルガーじゃなかったら結婚していなかったと思う」というような話をしてみたり、なんだか気を使う時間でした。

でも会が終わった後、「夫がアスペルガーじゃなかったら〜」の発言がすごくしっくりきた、ありがとうございますと声をかけてくれる人もいました。

– 夫にリアルタイムで悩んでる人
– 聞く耳無しの夫を持つ人
– 相手を責める気持ちでいっぱいの人

にとっては癒しの場になると思います。

ただ、自分を理解する段階に入ってる人にとったら…うーん(笑)だとおもいました。

司会進行役によって、会の雰囲気は全く違います。会の主催者が上手く進行出来ていない自助会は参加者にのみこまれています。主催者よりも強い参加者もいたので、延々に話が終わらない人がいました。

自助会は決まりとして 「喋りっぱなし、聞きっぱなし」なんです。批判やアドバイスもダメ。

仮にそれらが守られても、自分は被害者として夫や発達障害そのものを恨んでいる人の話の聞きっぱなしは辛かったです。私の参加した会の雰囲気はいずれも良くなかったです。

共感できない話にも「うんうん、分かる」と周りに合わせないといけないような、共感の強制を感じました。みんなの本心はどうだったのでしょうか…?

本当は禁止されているのに、自助会の後に参加者でお茶して行くのが恒例みたいです。初めての参加で私も行ってみたら、それこそパートナーの話題以外にもパートナーのご両親の愚痴まで出てきて、ドロドロでした。

アンケートはマイナスな意見しかきませんでした。

心理士とのカウンセリング、精神科などに頼ることを検討してみて下さい。自分の心だけ、自分の家庭だけに集中して一緒にケアを進めてくれる専門家をつけた方がいいと思います。

自助会も勉強会もモヤモヤする

cocoroさんからも情報をいただきました。


自助会や家族会は、ざーっくりとは勉強になるんですけど、余計にモヤモヤする人が殆どかと思います。それは、「自分の家族・パートナーにあった、オーダーメイドのアドバイスではないから」 です。だから本当に夫婦関係を解決したいなら、マンツーマンの相談場所に行って欲しい、と切に思います。

最近は自助会も変わってきて、おしゃべり会の他には「勉強会」が増えてきました。ASDを知るとか、対応の仕方を勉強する、とか。でも私には合いませんでした。対応の仕方を聞いていて悲しくなったから…

例えば、私が参加した勉強会の主催者は、「ASDは曖昧な指示はダメ!」とストレートに言ってきました。続けて「だから旦那さんにこう言いましょう: “私はあなたと会話をしても、共感して貰えないから寂しいです。私が共感して欲しいから、今日は共感してくれる友達と話をして来ます” 」

あまりにも人間味がなく、AIじゃないんだから…とビックリしました。だから結局、勉強会は難しいと感じました。

前向きに夫婦関係を良くしたい方々の集まり

cocoroさんのインスタグラム


私は「精神疾患をもつパートナーの会」  に参加しています。コロナで対面ではなくzoomになったの、自宅に居て簡単に参加でき快適です。

そしてこの会は、主催者の方は大学の教授で奥様が双極性障害。心理士や保健師等がサポーターでいらっしゃいます。

まず主催者側の基盤がしっかりしているので、みなさん愚痴ではなく前向きに夫婦関係を良くしたい方々の集まりで参加していて、不快な気分は全くありません。

私が実際にこちらの会に参加してみた感想は、精神障害や発達障害等、病名は抜きにしてパートナーとして夫婦関係を、家族関係をより良くしたいという考え方で前向きな会だという事を実感しました。

パートナーから子どもの立場までをサポートしてくれるシステムもあります。興味がある方は この本や、みんなねっとのホームページを覗いてみてください。