皆さんの体験談

無視してくる妻の幼少期の家庭環境 / 村木さん編

うちは妻がアスペルガー症候群、愛着障害、アダルトチルドレンの傾向が見られ、僕自身もアダルトチルドレンです。

結婚して4年。少し前まで夫婦関係は冷めきっており、このまま離婚をした方が子どもの為にもいいのだろうかと覚悟をしていました。しかし、夫婦でそのような話し合いもできない状態でした。

言い争いが始まるとすぐに妻が話すのを中断し、寝室に行って閉じこもってしまうのです。それから妻が回復(?)するまでは、「無視」という対応を取られるからです。

話し合おうとドアをノックしても、「あなたには分からないの!話し合いをしても意味がないの!今は一人にさせて!」と言われるばかり。でも、1時間ほどたつと寝室から出てきて、僕が存在していないかのように生活が始まるのです。まるで何事もなかったように。

一週間以上をきいてくれないこともありました。とにかく心を閉ざしてしまうのです。妻が何を考えているのかも分からない状態で、根本的な解決に至ったことがありませんでした。

そんな時、いろいろ調べていくうちにさくらさんのブログに辿り着きました。アランさんの特性が妻にそっくり当てはまりすぎて夢中で読みました。その後、妻にもブログを紹介しました。

それからさくらさんがブログ内で何度も書かれている「お互いの育った家庭環境」に向き合ったことで、妻も妻の父親もアスペルガー症候群の可能性があると気づきました。妻は、今までなんだか分からなかった生きづらさの正体を知れて安堵していました。

そして、妻が話し合いをするより「無視」をして問題を忘れようとする行動が見られるのは、妻の幼少期の家庭環境が原因だったことも分かりました。

両親が不仲になると、まるで自分が存在していないかのように扱われ、妻自身も「何も感じないフリ」をしていたそうです。自分を守るためだったそうです。「どうせ分かってくれない」と僕に話す前に諦めてしまったり、逆に「必要以上に理解を求めてしまう」ことも、両親から満たされなかった欲求と重なっていました。

まだまだ夫婦関係を立て直すスタート地点に立ったばかりですが、カップルカウンセリング、ファミリーカウンセリングという言葉も初めて知ったので、受けられる所を探そうと思います。