さくらの気持ち

ずっと変わらない夫への想い

昔、夫と暮らすのが辛くなり帰国した。

「私はこれから夫とどうしたいのか?」を考えながら浅草の商店街をとぼとぼ歩いていた。

とある店に入ったら目に飛び込んできた絵葉書。買った。

そのまま郵便局に向かい、アメリカの夫の元へ送った。

*

今日、夫の部屋の出窓にこの絵葉書がちょこんと飾られていた。

大切にとってくれていたんだ。じわっと感動した。

手に取って眺めていると夫に聞かれた。

「それ、なんてかいてあるの?」

笑。そういえば小っ恥ずかしくて訳してあげたことがない。

当時は愛情や感謝の気持ちを素直に伝えるのが苦手だったから。

💕

この溢れんばかりのハートからだいたい内容を予測できるらしいけれど、

夫が知りたいと言うので、一行ずつ訳して読んであげた。

この絵葉書を「宝物」と言ってくれた夫。

私にとっても宝物であり、ずっと変わらない夫への想い。