夫婦円満のヒント

僕のありのままの人間性は否定しないで

夫の言い方はストレートで冷たすぎる時がある。私は心にトゲが刺さるような思いをして傷つくことがあった。でもその時の夫への指摘が「あなたは間違っている」と言ってるような伝え方だったため、夫が怒り出して口論になっていた。

数年がたち、少しずつ夫婦で素直な気持ちを伝え合えるようになり、一つずつ夫婦で折り合いがつけられるようになったある日、夫にこうお願いされた。「僕のありのままの人間性を否定されると傷つくんだ。だから否定ではなくて、あなたの今の言動は好ましくない、と言動を注意する言い方に変えてほしい」と。ありのままの人間性は変えられないけれど、言葉や行動は修正して改善できるから。

私は自分ばかり傷つけられていると思っていたが、私も無意識に夫を傷つけていたと知らされて胸が締め付けられた。夫は私への言い方に気をつけるから、私も夫に指摘する時は言い方を気をつけるようにした。

でもこの動画を作って、夫の気持ちから考えさせられた。なぜ夫が私に合わせるために修正して改善する側なのか。社会では私のように思っている人の方が多いから?つまり多数派?私側が夫に合わせて、正直に思ったままの本音を言うように改善すればいいのに。やろうと思えばできる。

そう夫に伝えると「わざと桜を傷つけようとして言っているのではないから、無意識に愛する人を傷つけてしまっていると知ると苦しい。それに、また傷つけてしまうのではないかと不安になって、結局何も言えなくなってしまう」と言われ、夫も悩んでいると知り悲しくなった。

一つの言葉を放っても、人の数だけ捉え方の違いがある。傷ついたと感じる理由は、認めたくない本当のこと、という場合も多い。

夫は職場でも「伝え方」をやわらげるように注意されている。たった一つの意見を言うのにも、言葉の引き出しを多く持ち、言葉を噛み砕いて言える人の方がコミュニケーション能力が高いと思われがち。大昔はシンプルだった言語が、複雑になった社会に合わせて複雑化しているように感じる。お互いの違いを分かり合った上で、お互いが相手の言葉の意味を解釈し合えればいいのにな。

本心を隠してばかりで、本音を言えない関係はよくない。お互い話し合うことで中間点を見つけて行き、折り合いをつけられる夫婦関係でありたい。簡単なことではないけれど、僕達のためになるから。(動画の夫の話より)

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