日本の教育と心の健康

なぜ日本人はマスクを外せないのか?

「日本人のマスク着用率」を称賛していた海外ニュースが「なぜ日本人はマスクを外せないのか?」という国民性に注目する記事に変化してきた。日本人は周りの状況を見て自らの行動を合わせていくため、政府がマスク着用緩和にOKを出してもあまり変化がないという。

マスクを外したくても、最初に行動して目立つことを恐れる子供が「先生が外してくれたから私も安心して外せた」というコメントが取り上げられていた。日本では肯定的な意味で捉えられていたようだが、海外記事では「日本人の子供が自分で意思決定する力の弱さ」という教育の部分に触れられていた。感染予防に同調圧力が含まれるこのような幼少期の体験が、成長過程の心や行動にどのような影響を与えるのか考えさせられる。

日本は人の目を気にして行動を合わせたり、合わせない人への偏見があるのは事実。マスクは感染予防で自分を守るよりも、周りと同じになることで周りを安心させる目的が強くなってしまっている。

気温と湿度が高い季節になってきた。自分の状態と相談しての判断で、心や体の健康を保っていけることを願う。